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ブロッコリーは、地植えだけでなくプランターでの栽培も可能です。比較的育てやすい野菜ですが、大きく締まった花蕾(つぼみの部分)を育てるには、植え付けや肥料、水やりなどについて正しく理解しておく必要があります。
本記事では、ブロッコリーの育て方について、準備から植え付け、収穫までの流れを詳しく解説します。栽培時に欠かせない害虫対策や、栽培におすすめのアイテムもご紹介します。
ブロッコリーは、露地(地植え)でもプランターでも栽培でき、家庭でも育てやすい野菜です。発芽適温は20~25℃、生育適温は15~20℃で、気温に合わせて春まきまたは夏まきで栽培します。
春まきは、気温が15~20℃程度になる頃に植え付けを行い、初夏に収穫する育て方です。播種・育苗時に気温が低い場合は、適温になるようにビニールハウスや温室を利用します。
夏まきは、厳しい暑さが落ち着き、日中の気温が25℃以下になり始めた頃に種まき・植え付けを行い、秋~冬に収穫できる栽培方法です。
春まきは収穫時期に向けて気温が上がるため、害虫の被害に遭いやすくなります。一方、夏まきは生育期に発生する害虫が春まきよりも比較的少なく、成長にともなって気温が下がっていくため、長く収穫できることがメリットです。家庭菜園で初めて育てる場合には、夏まきをおすすめします。

ブロッコリーの栽培を始めるには、まず栽培する場所や方法を決めてから、必要な道具を準備します。
ブロッコリーの栽培に適しているのは、日当たりと風通しが良いところです。確保できるスペースや栽培環境から、地植えにするか、プランター栽培にするか決めましょう。
また、ブロッコリーは種から育てる方法と苗を購入して育てる方法があります。苗を購入して植え付けるほうが簡単で、少ない株数の栽培にも向いています。
苗を購入する際は、植え付けに適した本葉4~6枚の苗を選び、茎が丈夫で虫や病害がないか、新芽が元気かどうかを確認しましょう。
ブロッコリーの栽培には、種または苗のほか、以下のような道具が必要です。
・培養土(プランター栽培では野菜用培養土)
・防虫ネット
・肥料
・ハサミやスコップ、じょうろなどの園芸用具
・支柱 など
プランター栽培の場合は、上記に加えてプランター、鉢底石と鉢底ネットも必要です。ブロッコリーは根を深く張るため、プランターのサイズは深さ30cm以上を目安にしましょう。
ここでは、ブロッコリーを元気に育てるための土づくりから植え付け、管理方法まで、手順を追って解説します。
ブロッコリーの栽培には、水はけの良い肥沃な土壌が適しています。
地植えの場合は、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰で土壌の酸度を弱酸性に調整し、堆肥を入れましょう。植え付けの1週間前に元肥を混ぜ込んで耕します。
プランター栽培の場合は、野菜用培養土を使用し、元肥を入れます。排水性を良くするため、底に鉢底石を敷いておいてください。
ブロッコリーは、種から育苗した苗や市販の苗を植え付けて栽培します。
種から苗を育てる場合は、育苗箱もしくはポットに1カ所につき3粒ほど種をまきます。好光性なので、うっすら覆う程度に土を被せます。また、発芽には水が必要なため、水をたっぷりとあげましょう。播種後は2~3日程度で発芽します。発芽後、本葉が2~3枚になったら1本に間引いてください。
本葉が5~6枚になったら、畑やプランターに植え付けます。
このとき、成長を阻害しないよう、株同士の間隔を十分に確保することが大切です。ブロッコリーは株張りが旺盛で大きく育つので、地植えの場合は株間を40cm程度あけ、プランター栽培では10号鉢に1株を目安に植えましょう。1鉢に1株を植えると、鉢を動かしてスペースを調節でき、管理しやすくなります。
また、植え付けは浅植えが基本です。根鉢を崩さないようにしましょう。乾燥を防ぐため、苗に水を与えるだけでなく、植え穴にも水を含ませておくと、根が張りやすくなります。
ブロッコリーは湿気を好まないため、植え付け後は土が乾いたタイミングで水やりを行いましょう。
地植えの場合、基本的に水やりは不要です。雨が降らず、乾燥がひどい場合にのみ水を与えましょう。一方、プランターは土が乾燥しやすいため、夏場は1日1~2回、朝夕にチェックし、土の表面が乾いていたら水やりをしてください。
ブロッコリーは多くの肥料を好む植物で、栽培期間中に2回の追肥が必要です。
1回目の追肥は植え付けから2~3週間後、本葉が7~10枚に増えた段階で行います。2回目は、1回目の追肥から約3~4週間後、花蕾が見え始めたタイミングで行います。追肥の際は、株もとに土寄せし、肥料の流出や株の転倒を防ぎましょう。
花蕾が大きくなり始めてからの追肥は、茎が空洞化し、品質が低下するため行ってはいけません。
頂花蕾が12~15cm程度になったら収穫時期です。ハサミやナイフでカットして収穫しましょう。
成長しすぎると花が咲いたり固くなったりするため、収穫のタイミングを見逃さないことが大切です。側花蕾も収穫したい場合は、頂花蕾を収穫したあとに追肥をすると、側花蕾の生育を促せます。
ブロッコリーは栄養価の高い野菜で、害虫の被害にも遭いやすい性質があります。特に注意したい害虫には、アオムシ、コナガ、ヨトウムシ、アブラムシなどが挙げられます。
害虫対策の基本は予防です。植え付け直後から防虫ネットを設置しておくと、害虫の産卵を防ぎやすくなります。防虫ネットは、害虫対策だけでなく、鳥による食害対策としても有効です。
害虫が付いてしまったら、殺虫剤で駆除しましょう。葉や茎が食べられていたり、白い食害跡が残っていたりしたら、早めに対処してください。
ここでは、ブロッコリーの栽培に役立つ、おすすめのアイテムをご紹介します。
「マイガーデンベジフル」は、元肥にも追肥にも使える粒状の肥料です。有機質に加えて土に活力を与える腐植酸を配合し、植物が肥料を吸収しやすくなる働きがあるため、栄養分を多く必要とするブロッコリーの栽培に適しています。
元肥には土に混ぜるだけ、追肥にはばらまくだけの手軽さで、ブロッコリー栽培が初めての方にも使いやすいでしょう。
「X-ENERGY」は、バイオスティミュラント成分(ビール酵母抽出物)や酢酸カルシウム、アミノ酸、マルチミネラル、ビタミンB群を配合した活力剤です。植え付け後の活着や生育期の株づくりをサポートし、気温変化などによるストレス対策にも活用できます。
肥料の吸収を助ける効果もあり、多くの肥料を必要とするブロッコリーを元気に育てられます。
「ベニカベジフルスプレー」は、スプレーで手軽に散布できる、幅広い害虫に対応する殺虫剤です。ブロッコリーに出現しやすいアオムシに対応しています。
総使用回数は定植時1回・定植後3回で、収穫の3日前まで使用可能です。
天然由来成分の薬剤にこだわる場合、特に被害が大きいアオムシ・ハスモンヨトウは「ベニカナチュラルスプレー」でしっかり退治できます。
ここでは、ブロッコリーの育て方に関するよくある質問とその回答をご紹介します。
地植えでたくさん育てたい場合は種、プランターで少量を確実に育てたい場合は苗を選ぶとよいでしょう。また、初心者の方は苗で育てるのがおすすめです。
種から育てるのは手間がかかりますが、苗を購入するよりもコスト面では有利です。一方、苗は種から育てる場合よりも手軽で、失敗が少ないというメリットがあります。
ブロッコリーが紫色になるのは、おもに寒さから身を守るため糖分を作る過程でできた、アントシアニンという色素によるものです。傷んでいるわけではなく、甘さが増しており、おいしく食べられます。なお、色は茹でると緑色に戻ります。
肥料不足、スペース不足、日照不足、害虫の被害などが考えられます。日当たりや葉の状態を確認し、必要に応じて追肥を行ってください。植え付けの際は、株の間隔を十分にあけることが大切です。プランターが小さすぎる場合も、花蕾が大きくなりにくい原因になります。
ブロッコリーは、暑さが落ち着いた頃に植え付けを行い、秋から冬に収穫する夏まきが育てやすさの面でおすすめです。植え付けの際は、成長スペースを確保するため、株間を40cm以上あけましょう。
また、ブロッコリーは栄養を必要とする植物のため、追肥は植え付けから2~3週間後とその3~4週間後の2回行います。株を丈夫に育てるためには、肥料と併せて「X-ENERGY」のようなバイオスティミュラント活力液の活用もおすすめです。さらに、害虫の被害を受けやすいため、防虫ネットや殺虫剤で対策しましょう。